ハヤさん生物記。

私の生きもの人生を記録したりします

【本紹介】飼育員達の動物の「知」を感じる証言

今日は最近読んで面白かった本を
紹介します。


今日紹介するのはこの本!
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動物たちの愉快な事件簿
ユージン・リンデン著
野中香方子・訳

動物たちの愉快な事件簿

動物たちの愉快な事件簿

うちのようなブログを
読んでくださってるみなさんは

「動物かしけぇ〜!!!」

「進化すげぇ〜!!」

「いきもの半端ないって!」

って思うの、お好きな人多いのでは?
でもああいうのって

「あの動物がそんなのすんのか?
 美化しすぎじゃね?」って
にわかには信じがたい話が
多かったりしません?

でも大丈夫!
この本はなんと世界中の

「 動物園の飼育員さんの証言 」
「 水族館の飼育員さんの証言 」
をまとめて紹介してくださいます!

あらすじとしては

書斎の窓からリスを観察していた
著者の自然系ジャーナリスト
ユージン・リンデン氏は

リスがどんぐり貯蔵庫を荒らされた
カケス(鳥)の巣に逆襲を果たすため
殴り込みにでかけた(やり方893かよ…)
のを目撃する。

そこから
動物の恨みなどの感情から、
襲い返そうという思考力に気づき、


動物たちの知恵の話って
 引き寄せられるよね〜♡

と感じる。
そこでジャーナリズム的
感性が沸き立ち、
動物園、水族館の飼育員達から
飼育員に数珠つなぎで
紹介してもらうと同時に
テッパンエピソードを聞く日々が始まる。

っていう本なんですね!


んでね、この本の動物たちが


 逃げること逃げること。(笑)


知恵どうこうの前に
「ドア閉めたか?」って言いたくなるくらい
見事にやられたエピソードが大集結してます。

こういう動物の知恵本にしては珍しく
チンパンジーよりオランウータンを多用してるのも
面白いですよ。

ネタバレなので
詳しくは言わないですけど

「あいつら自分が毛むくじゃらなの
  
  分かってますわ(゚д゚)!」

あと知恵といえば
頭脳を持て余す動物たちの

 「いたずら」 にも注目した
  エピソードも入ってます。

飼育施設の真後ろを通る電車の音が
大っ嫌いなゾウとのいたずらと
騒ぎになるからやめてほしい動物園の
攻防戦など、
人 と の知恵比べも収録されており、

「いや、俺or私より頭ええやん!」

「脳みそ入れ替えたら征服されそうやな」

「もう無理ゲーやんこれ」
なんて思わせるものも盛りだくさん!
是非ご一読を!!!!!!

動物たちの愉快な事件簿

動物たちの愉快な事件簿

フット後藤さん
「この本あなたはどのくらい
 関与してるんですか?」

多目的トイレおじさん

 「一切関わっておりません。

  渡○の愉快な宣伝簿です。」

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